校長室より

R6年度 運動会開催日に関わるアンケートの結果について

*約1500文字と長い文章になりますがよろしくお願いします。

2月27日発行「校報かねやま」3月号に掲載したとおり、R6年度の運動会は、6月13日(木)平日開催としました。

保護者の皆様には2回にわたってアンケートへのご協力ありがとうございました。

結果は以下のようでした。

<児童>

平日開催(17名) 休日開催(39名) どちらでもよい(5名) 欠席(2名) 合計63名

<保護者>

平日開催(11名) 休日開催(26名) 無回答(10名) 合計47名

数字だけで考えると休日開催が多いという結果です。ここからがよく考えなくてはいけない判断となります。

◆全員参加◆

「休日開催となった場合参加できない」という声もありました。理由は、習い事の試験・発表、大会が予定されているからです。

その子にとって大事な習い事であり、団体競技の場合は仲間の気持ちもよぎります。

他の学校ではどうなのかと本校規模の学校にも訊ねてみると、全員参加を第一に平日授業日に行っているという回答がありました。

本校職員からも、「全員参加は一番大事にしたい」という声があがりました。私も同感です。

◆兼山地区運動会との共催◆

また、依然のように兼山地区の運動会が開催され、小学校と同じ日に開催の相談があるか、ということも重要な判断項目でした。しかし、地区センター経由で確認していただいたところ、地区の運動会は行われないということでした。

◆開催時期:雨天・暑さ対応◆

「なぜ6月なのか?」「運動会と言えば秋じゃないの?」という声もありました。これは、10月に6年生の修学旅行を計画していること。11月に定期演奏会を計画していること。など、学校全体の年間行事のバランスを考えたこと。熱中症対策を考えなくてはいけないこと。これから6月としました。5月末開催も考えましたが、金管バンドの第1回発表の場と考えると練習時間が必要です。また、6月第1週は共和中学校の体育大会が計画されていました。梅雨時なので雨も心配です。6月第2週までにということで13日を選びました。雨天順延を考え、木曜日にしました。

◆学校行事は誰が決めるのか◆

最終決定は校長です。でも、コミュニティー・スクールが始まり、保護者・地域の方々の協力が何よりありがたいことが分かっています。皆さんからの多様な見方・考え方を聴かせていただき判断したいと思っています。かといって、すべての学校行事についてアンケートをとることは考えていません。ご意見がある場合は、学校までご連絡ください。

また、大人だけで決めるのではなく、当事者である子どもたちの気持ちを大事にしたいと思っています。それによって、子どもたちの主体性や積極性・責任感が育ち、多様な考え方に触れる経験から、相手の気持ちと自分の気持ちをすり合わせていく協調性なども養うことになると考えます。

アンケート結果から子どもと大人が話し合う機会を設定したいと思いましたが、今回、そこまではしませんでした。教育的配慮という言葉があります。視点は「全員参加」です。多数決で決めるというわけでなく、結果を参考に職員で話し合いました。PTA会長、学校運営協議会長と相談しました。その内容をPTA本部役員会、学校運営協議会で説明しました。そして、平日開催に決めさせていただきました。

◆これからも◆

今回、長々と運動会開催日決定について説明させていただきました。ご不明な点がございましたら校長までご連絡ください。

また、今後も、折に触れ、保護者の皆様には、可児市内共通の「学校評価」以外にも本校だけのアンケートなどの協力をお願いすることがあるかと思います。

兼山小は「みんなの学校」です。子どもたちが学校教育目標「豊かな心と確かな学びを身につけたたくましい子」に育っていくよう連携していただくことをお願いします。合言葉は「日に美しく 日にたくましく」。これからも、本校の教育活動へのご理解・ご協力・ご指導のほどよろしくお願いいたします。