学校行事

朗読&ハーモニカのコンサート

今日の3時間に、飯田さん(兼山在住)のハーモニカ演奏と細野さんの朗読(伏見在住)を聴かせていただきました。

本は、『ごんぎつね』です。

 

【子どもたちの感想】

・ハーモニカがきれいで、絵本の話に合っていた。おもしろかった。

・朗読がすごく上手。銃声の音とか、叫び声とか、強さを変えて読んでいるところがすごかった。

・僕も、ハーモニカを習ってみたいなと思いました。

*感想交流では自分の気持ちをちたえたいと、多くの子どもが手をあげていました。教室に戻ってからも「もっと話したかった。」という声があがったそうです。

【私のベストショット】

人の話を聴くときのマナーとして、「私語はしない」、「できるだけ動かない、」などがあります。でも、話や演奏に聞き入っていると自然に反応(声がでたり、体が動くなど)することがあります。それをダメとは思いません。

こんな場面がありました。

ごんぎつねのある場面で、一部の子どもが顔を見合って声はださないで笑っていました。からだも動きます。その表情は、「あっ、あの場面だね!」「授業で勉強したあの場面だ!」と言っているようでした。5年生です。ごんぎつねは4年生の教材ですから、1年前のことです。もしかしたら、その授業の様子その他のことを思い出したかもしれません。とても自然な反応に思えました。(給食時間にそれとなく訊ねてみると、“あたり”でした。写真を撮れなかったのが残念です。なんとも自然なやり取りであり、素敵な笑顔でした。

もうひとつの場面は、本校第一カメラマンが記録していました。これです。

飯田さんは、「ジュピター」ともう一曲、みんなが知っている曲を演奏してくださいました。「校歌」です。それが流れた瞬間の表情です。奥の女の子が「あっ」という表情で隣の友だちを見ました。友達も笑顔です。心の中は分かりませんし、こちらは確かめていませんが、あの時の「あっ」も、とても自然で、会の雰囲気、流れ、演奏者の話、そして曲をよく聴いていたからこその表情だなあと思っています。

*やっぱり、本物はすごい。心に訴えるものがある。それを感じる子どもたちもすごい。豊かな心を育んでいると思いました。

コンクール(演奏会)は演奏者の力が第一ですが、聞き手の姿勢も会の成功に関わります。兼山小の子どもたちの聴き方は「いいね!」と飯田さんも細野さんも褒めてくださいました。本日は、素敵な時間をありがとうございました。