*昨日(4月16日)の話題です。
今年度第1回目の命を守る訓練を行いました。
今回は、大雨のために東側の土砂が崩れてくるという想定です。また、本校では考えにくいですが、川の水量が増え川が氾濫するということも想定し、校舎の高い所(2階音楽室)へ移動する垂直訓練です。
「子どもの命を守る」
これは、教師として、親として、大人として当然のことです。さらに、可児市の教育の根底として肝に銘じています。
私も時間をもらい、大きく2点話しました。
1つめは、今日の訓練について
もう1つは、「自分の、自分たちの命を守るために」
子どもの命を脅かすものには、いじめ・児童虐待・育児放棄・不登校・貧困・災害・交通事故・感染症等が挙げられます。
いじめを例に話しました。
自分はそのつもりではなくても、相手が嫌な気持ちになったら、それはいじめです。
「それくらいのこと、私は平気だから」と言って、他人にやってはいけません。
しかし、集団で生活しているとこういうケースは良く起きます。その時、相手を嫌な気持ちにさせたと分かったら、あるいは気づいたら、あなたはどうするか?
素直に「謝る」、なぜそういうことをしたかを丁寧に伝える生き方をしてほしいと思います。
普段から子どもたちにも伝えている「よく聴き、深く考え行動し、自分の気持ちを伝えきる」のです。
また、いじめられている側、いやなことや不安なことがある時は、誰かにSOSを出すことができるようになってほしいし、それができる安心感ある人間関係をつくっていきたいです。
難しい話になったので、フォローを先生方にお願いしました。
災害はいつやってくるか分かりにくいけれど、前兆はあります。それに気づけるか?自分事と考えられるか?もしもの時、命を守る行動ができるか?状況その他自分から情報を発信できるか・・・
それは、年3回の訓練で身に付けるのではなく、普段の生活から「よく聴き、深く考え行動し、自分の気持ちを伝えきる」を意識していたら、実践できると考えているので、この機会に話しました。