校長室より

行楽の秋 中山道を歩いてみました

*兼山小学校の話題でないことを先にお伝えします。ふるさと教育,コミュニティ・スクールの視点で読んでいただけると幸いです。

11月4日(土)、御嵩町・瑞浪市で行われた「中山道往来(なかせんどうウオーク)」に参加しました。

御嵩宿から細久手宿まで約12キロを歩くのです。

昨年は、先輩先生と2人で歩きました。今年は、誰も誘えなかったので、自由な一人旅です。

自宅から可児駅まで約2500歩あるき、名鉄御嵩線は明智駅下車。伏見宿からのスタートとしました。

8時30分ごろ御嵩駅に着くと、細久手宿からスタートする人を乗せたシャトルバス第一便が発車するところでした。

受付をすませると、地図と記念品の手ぬぐいをいただきました。

よし、行くぞ!と思ったら、知り合いに出会いました。御嵩町で子ども会活動の中心になって活躍している方です。

お互い一人での参加ということが分かり、では「[旅は道づれ」ということで一緒に歩くことになりました。その方は私より若く、もうすぐ行われる揖斐川マラソンにも参加しているツワモノです。「何かの時は、自分のペースでお先にどうぞですからね。」を約束としました。

歩き始めると、スタンプが置いてある場所を発見。

スタンプラリーを完走すると、お宝がいただけるということで、それも一つの目標としました

途中、先日「朗読とハーモニカの会」でお世話になった細野さんに出会いました。細野さんは、中山道の観光ガイドや歴史を学ぶ「偲歴会(しれきかい)」のメンバーです。先日のお礼を伝えることができました。また、前任校時代にふるさと学習でお世話になった御嵩町文化協会の方ともお話ができました。

さらに歩き続けると、これまた懐かしい(友達の結婚式以来なので約30年ぶり)高校の同級生や後輩、そして、兼山小学校3年生の男の子にも出会うことができました。

こういう知り合いとの出会いだけでなく、おもてなししてくださる運営側の方々とのおしゃべりも楽しいです。

相方ともいろんな話ができました。3箇所だったかな?休憩場所もあり、そこでは、焼き立てのお餅が入ったお汁粉やコーヒー、お団子、お茶をいただきました。腰を下ろして木々や古道を見ていると、私の妄想力は思ったより強くて、江戸時代の旅人のような気分になってきます。

片道約12キロの道中はとても楽しく、細久手宿には12時30分ごろ到着。普段1キロ10分で歩いているので、ずいぶん時間はかかりましたが、「来年も参加したい」と思える旅でした。スタンプラリーも完走ということで、記念品をいただきました。

家の中にいては味わえない経験でした。いつでも歩ける道ですが、こういう地域行事に参加するとココロオドル経験ができます。企画には相当のご苦労があったことと想像します。先週行われた地区センターまつりも同様です。私は参加側で企画側の経験は少ないです。ボランティアで参加している方は、どんな気持ちで地域行事を創ってくださっているのでしょう。

全国学力学習調査の質問紙では、本校児童の「地域行事に参加している」割合は高いです。ふるさとを知り、ふるさとを好きになるきっかけになっているのだと思います。何にかの方法で、地域行事に全校児童と先生方が参加する、それもお客さんではなく、企画の段階から参画できるといいなと思っています。

子どもも一緒に、学校・家庭・地域が一緒になって一つの行事を創り上げることができたら、何か新しい経験になり、未来につながる笑顔の“もと”にもなっていくように思っています。

気づいてみたら、おじゃべりばかりで記録写真を撮ってませんでした。

帰宅時、万歩計は30000歩を越えていました。達成感!

*校長のつぶやきを読んでいただき、ありがとうごました。