8月になりました。
今日も、学校ではキッズクラブの子どもたちの姿や、出勤されている先生方が居ます。
PC教室の整備のために、市教委の方々が来校され、作業を進めてくださっています。
ありがとうございます。
私は、午前中に教頭先生と教務主任の先生と3人で、4月からの振り返りから、
8月以降の学校経営について意見交流をしました。その中で、金管バンドの練習中での
様子を教えていただき、とても嬉しくなりました。
詳しくは、今度の校報「かねやま」でお伝えしようと思います。
さて、今日のは、本の話題を・・・
本校自慢の図書室です。きれいに整頓されています。蔵書数も多いのではないでしょうか。
今、HPを読んできださっているあなたは、学校の図書館を活用していますか(していましたか)。
私は、小学生時代はバス通だったので、行き帰りに歴史を題材にした物語や伝記を読んでいた
ことを思い出しました。この夏休みは読書をしようと、図書館からも2冊借りています。
1冊は、この本です。
2冊目は自宅に置いてありますが、表題を忘れました。同じ作者の本です。
作者「岸 武雄」 この名前を聴いてピン!と来た人は、兼山小博士と呼ばせていただきます。
なんと、みんなが大好きな本校の校歌の詩を書かれた人なのです。少し調べてみました。
1912年 岐阜県生まれ
1932年 岐阜師範学校卒業後、教職に従事
児童文学の著書多数 『子どもが耳をすますとき』『風船学校』『もぐりの公紋さ』
私が図書館から借りて自宅に置いてきた本は『山にいのちかがやくとき~やさしさが勇気をうむ物語』
でした。
図書館には本がいっぱい。出会いがいっぱいです。
私は「岸 武雄」先生(教師として大先輩です)について知りませんでした。
読み聞かせサークルの方から教えていただきました。あの「校歌の歌詞を書いた人」というだけで興味が
湧いてきました。図書館司書の先生に訊ねたら、本校にも蔵書ありとうことで今に至ります。
文章から人となりが分かる!ほどの読解力は持ち合わせておりませんが、校歌の作詞者を身近に感じられる
気がしています。
以前にも紹介しましたが、こんなコーナーもあります。
私も、少年時代に「釣り」に興味をもったことがあります。とはいっても、吸い込みという道具に餌をつけ、
飛騨川にポイっと投げ込んで、あとはそのまま。友達といろんなことを話して時間を使い、時々竿の様子を
みて、「あたり」なんて関係なくリールを巻きあげたら川鯉が連れているか、地球が連れて糸が切れるか、
といったお遊びです。それでも、この本(漫画)は大好きでした。
その漫画の表題は、冷静に考えると差別的な言葉にあたるとも考えられるものでした。ネットで検索してみると、
やはりそう記事もありました。釣りが大好きでとても上手(名人)な少年が主人公の物語です。
問題は「キチ」ということがです。ここでは、「夢中になるくらい好き」という意味でつかいますので、
話を続けることお許しください。
懐かしく思いページをめくると、こんな描写がありました。
これは、主人公三平君が、先輩:魚紳さんと北海道釧路湿原に「イトウ」を釣りにいくため、初めて飛行機
に乗った時の一場面。
魚紳さん「三平くんには、(みること、きくこと、やること)すべてが人生勉強の教科書なんなあ・・・」
経験主義(なんでも、やってみたいことはやってみよう!)である私には、この言葉が心に残りました。
こんな場面もありました。
魚紳さん「三平くんってね普通の人が見れば確かに悪ふざけのようんび見えるかも知れないが・・・
じつはいろんなことを試している時のしぐさなんだ・・・」
少年・少女時代って、こういうことってあると思います。また、こういうことがあった方がいいと思います。
自分の少年時代にも、そんな姿があったかな、と思います。
また、自分の子ども、学校の子どもたちにも、あてはまる姿があるように思います。
その時、魚紳さんのように受け止めてもらっていたんだな(私は、からかわれたり冷やかされた思い出は
ありません)。
その時、私は魚紳さんのように受け止めることができているかな(これは大きな「?」です。)
ついつい、「何やってるの!」「危ないでしょ」「ふざけないで!」「(一緒にいる私が)恥ずかしいでしょ!」
というような声をかけ、相手の気持ちに寄り添っていない場合が多かったのでは、と振り返りました。
夏休みです。
いろんな体験ができる時間です。命の危険は避けますが、子どもたちには、挑戦・冒険・豊かな経験を積んで
ほしいと思います。もちろん、大人である私も自分の知的好奇心を働かせて生きたいと思いました。
懐かしい漫画の一場面から、思ったことを綴らせていただきました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
【今日の古城山】
【図書館から見た伏見方面】
このごろ、空を見る機会が多くなりました。きれいです。のんびり過ごすのもいいですね。