昼休みに、子どもの、子どもによる、子どものための(私たち職員も)クリスマスパーティーが開催されました。
企画・進行は1年生です。
この日までに、赤帽子をかぶった4人が準備を進めてきました。
まず、その様子を紹介します(「24日が終わるまで、HPで紹介したらばダメ!」と念をおされていました。1年生の自発的な取組(やってみたいな!)をやっと公開できるので、ちょっと興奮してます。長くなりますが最後までお付き合いください。
◆12月19日◆
*この日のことは、HPにあげてました。この日から、校長室でプレゼントづくりが始まりました。
◆12月23日◆
家でも作っていたのでしょう。プレゼント(折り紙)がだいたい完成のようです。
並行して、ランチタイムに全校児童に話す原稿を考えていました。
*ここまで、先生の手は借りてません。
折り紙は、毛糸を使って首飾りにするとのこと。首にかけるためにはどれくらいの長さが適当か考えていました。
ソファに座っている子は、ちょっと足を痛めたとか。それでも何か自分にできることを考え、プレゼントをつくり始めました。
それでも時間がたりません。「校長先生、延期してもいいですか。」と質問されました。実は、私は作業場所を提供しているだけで、子ども達のパーティーの内容は知らないのです。
返事に困っていると、「明日(火曜日)しかロング(35分間の昼休み)はないよ。」「木曜日もロングだよ。」「木曜日は最後の日だよ。」「校長先生、木曜日でもいいですか?」「・・・・ところで、何やるの?」
「そうだね~、校長先生に絵本を読んでもらおう。」「担任の先生はどう?先生、読み聞かせじょうずだよね。」「あら、そうねえ。」・・・
授業で行う行事ではありません。おそらく、以前2年生が企画した「ハロウィン」に触発されての動きだと思います。または、園児時代の行事や入学後のファミリー遊び、ペア遊びなどの経験を駆使しているだと思いますが、落ち着いて話し合うより、プレゼントづくりに夢中です。最終的には、予定どおり24日に行うことになりました。さて、準備は間に合うっでしょうか???
◆12月24日◆
朝の兼山小・・・日中は晴れる予報ですが、何ともいい感じでした。
お母さん、お姉さんと登校してきた子がたくさん折り紙の入った袋持ってきました。絵本も準備してきました。私にも「こうちょうサンタ」と書かれた帽子を準備してくれました。
私も、8学級分コピーしておいたポスター(これは案外早く仕上げたようで、預かっていました)を渡しました。
しばらくすると、その子が校長室にやってきました。「校長室に1枚、職員室に1枚はっていいからね。」と言って去っていきました。
2時間目の途中に、課題を早く終えた子が校長室で最終準備に取りかかりました。(授業中ですが、これも勉強です)
私と事務官さんが少しですが手伝いました。
プレゼントは全校児童と先生方分完成しました。よくできました!
◆ランチタイム◆
全校児童の前で話すのは初めてという子もいます。原稿はばっちりです。4人で分担して、張り切って読みました。
読み終えてから、自分の席に戻る姿がかわいかったです。(うわ~緊張した!!!はやくはやく!!!そんな言葉が聴こえてきそうでした。)
あまりの速さと微笑ましい姿にピントが合いませんでした。
◆パーティーを待つ1年教室◆
プレゼントとサンタの帽子
これをみるだけでも、笑顔になります。1年生が有志で全校児童を楽しませたいと準備しました。すごい行動力です。
◆昼休み◆
早速、子どもたちが1年生教室前に集まってきました。「チャイムが鳴ったらお入りください。」ということです。
教室からは、クリスマスソングが流れています。音楽の先生が即興で弾いてくださり、雰囲気盛り上げていました。
これは、私がいただいた「校長サンタ帽子」
◆パーティー開始◆
オープニングは「ダンス」です。
まず、ダンスが上手な姉妹がお手本を見せてくれました。あまりにも美しい踊りに、みんなうっとり。私は「映画タイタニック」でジャックとローズが踊り、周りで仲間?が見ているシーンを思い浮かべてました。曲が終わると「おおおお」でした。
さあ、次はみんなで。とはいっても、そんなすぐにはできないよう~
と思ったのもつかの間、自然に体が動きます。笑顔でいっぱいです。戸惑っている子もいます。それでいいんです。
そこに、クリスマスツリーの登場。会場の雰囲気は一気に和らいでいきました。
「聞いてください。これからプレゼントを渡します。」
みんな喜んでいました。作ったかいがありましたね。
◆2年生の出し物◆
さて、ここで、2年生によるハンドベルの演奏が始まりました。
えっ!?いつの間に練習してたの?
この企画の準備段階で、2年生も校長室に来たことがありました。その時の1年生のホッした表情と、「助かった~」と言う言葉覚えています。5年生も1人(先ほどのダンサー)手伝うシーンがありました。
その時、1年生が年上に感じる安堵感というか信頼している感じが、とてもいいな思いました。
◆先生の読み聞かせ◆
◆おわりのあいさつ◆
「これでクリスマスパーティを終わります。ありがとうございました。」
この言葉には、いろんな気持ちがこもっていると想像します。
ホームぺージをご覧のみなさま、1年生有志企画のクリスマスパーティはいかがだったでしょうか。
学校行事や授業ではない自由発想・自由参加の企画です。
1年生と2年生は、来年度はこのまま転入生が2名以上いなければ複式学級になります。兼山小では初めてのことで戸惑いもありますが、これはなんだか楽しい(豊かな心と確かな学びを身につけたたくましさを育む)経験ができるそ!と感じたのは、私だけではないと思いますが、いかがでしょうか。
クリスマスパーティーに参加した子ども達が家庭でどんな話するか楽しみです。