校長室より

全員参加~いま話題の石丸さんから想う~

今、4月から7月の教育活動アンケートをすぐーるのアンケート機能を活用して行っています。

回答期限は8月30日です。保護者・児童の皆さん、ご協力お願いします。

ということを伝えたいだけのことですが、少し(といってもいつものように長文になりますが)思いを綴ります。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

◆ 石丸伸二氏を知っていますか?

元広島県安芸高田市長で、辞任後には東京都知事選挙に立候補し、獲得票数は第2位になった方です。選挙後の方がメディアで取り上げられ、今や時の人、と言った感じの方です。その考え方、振る舞い方には賛否両論あるわけですが、私は注目しています(この人のこと知りたいなあ)。どこに興味をもった、共感したかというと、「選挙に行こう!」という所です。(私の専門教科は社会科です。)市長時代は,市議会の様子をネットで配信しました。都知事選では街頭演説とSNS等ネット配信で主張・政治姿勢を発信しました。政治のエンタメ化(情報やコンテンツを娯楽性の高い形に変えて提供することで、観客や消費者の興味を惹きつけ、楽しませる手法や現象のこと)を通して、有権者、特に若い世代に政治に関心を持ってもらうことを1つの目的にしていると受け止めたからです。

◆全員参加

この言葉には想い出があります。

教員7年目、蘇南中学校に勤務していました。中3を担当し、特別活動指導部に配属されていましたので生徒会の顧問となりました。 記憶が確かならば、前期の生徒会目標が「学校に行こう!心と体をはずませて」、後期が「全員参加」でした。いじめや不登校などが全国的に話題になってきた時代です。生徒会執行部員と話し合いを繰り返しながら考えました。その時、先輩先生から「全員参加をどうとられているか?」と問われました。私は「全員が参加(その場にいる)」イメージでした。あなたはどう考えますか?その先輩からは、「例えば、昼休みにバレー大会をやる、と企画したとする。君の考えだと、900人近い全校生徒がその大会に出場することになる。それは無理だし、無理強いはいけない。僕が考える全員参加は、全員がバレー大会がこういう目的で、こういうルールで、こういう日程で行われるということを知っていること。それを前提として①大会に出場する ②出場しないが応援(見学)する ③出場しないし応援もいかない を自分で判断すること」と教えてもらいました。その後、私の「全員参加」の定義となりました。

◆教育活動アンケート

先日、「山城・海城オンライン学習交流会」への参加について緊急アンケートをお願いしました。回答者の結果はこのようでした。

100%にはなりませんでした。何しろ急なことでした(開催日の2か前)。また、回答期間内にメールを読んでいただけるかも分かりません。上記の「全員参加」定義でいうと、そもそもの前提「全員がアンケートが行われていることを知っている」が怪しいと受け止めています。また、自分個人としては初めてアンケート機能を活用したので、この数値を基準に、100%回答を目指そうと思っています。

さて、やっと冒頭のアンケートの話題に戻ります。

8月29日から始まる第3ステージからの教育活動に、保護者・児童の声を活かそうと言うなら、せめてお盆前までにアンケートを集約して、今ごろには作戦を練っておかなくてはと反省しています。

昨日配信、金曜日までに集計、土日に考察、月曜日に教頭先生、教務主任に相談、こんな流れを考えています。

配信した約5分後、すぐーるの機能を使って回答欄を見てみました。すると、すでに5件の回答がありました。スゴイ!早い!ネットの強みだなと感じました。早々のご協力に感謝します。

今朝、回答欄を見てみました。

20名の回答がありました。ありがとうございます。(今、確認したら21名に増えてました!)

すぐーるには「未回答者に再通知」という機能があることを知ったので、〆切近くに送らせていただこうと思います。

こうして思いを綴っていたら、「なんだか、細かいやつだなあ」とマイナス評価になるかもな、と弱気になってきましたが、大丈夫でしょうか?

こだわりは全員参加(全員が知っている、その上で判断していただく)です。未回答=未読と受け取っていることが間違っているのかも知れません。でも、全員回答を期待していきます。

また、自由記述欄があります。保護者は回答者21名中7名が記述してくださっています。児童は21人中4名でした。うれしい!

◆どんな学校にしたいか

夏休みは、学校運営協議会を開催し、職員と地域の方々との話し合いを行いました。臨時PTA総会を行いました。兼山小学校をどんな学校にしていくか、みんなで話し合って、意見を出し合って創っていきたいと考えています。豊かな心と確かな学びを身につけた たくましい子を育てていくために、今の学校教育活動のいいこと、困ったこと、改善案、さらに、こんなことがやってはどうか、といった新企画の提案、お待ちしております。