校長室より

8月6日

2年前の8月6日、めずらしく息子(当時中3)が早起きしていました。

そして、「お父さん、今日、黙禱する?」と話しかけてきました。

恥ずかしながら、今まで、この日のこの時間に家にいた記憶、家族と一緒にいた記憶がない自分でした。

黙禱という言葉も、我が家では初めて発せられたようにも思いました。

「そうしよう。」といって、テレビを観ながらその時を待ち、広島の方向を向き、記念式典に合わせて黙禱しました。

終わってからも、私はテレビを観続け、小学生の作文や、大人のスピーチを聴きました。初めて平和祈念式典にテレビ越しですが

参加しました。

昨年は、大学の同窓会でして、甲府のホテルで黙禱しました。そこには、広島在住の友人、長野、山梨の友人も泊まっていました。

ロビーでの会話の中にも「黙禱した?」がありました。

今日は、校長室で一人、黙禱しました。

9日、15日も。

パリ五輪が盛り上がっています。五輪は平和の祭典といわれます。でも、冬季オリンピックの直後にウクライナ侵攻が始まり、

今も続いています。

戦争・・・日本も戦争をしてたこと、私の家にも戦時中があったこと。その時、亡くなった叔父さんがいたこと・・・忘れてはいけないと思っています。