子ども達が下校してから、職員研修を行いました。
題して「令和7年度教育課程意見交流会」
教育課程とは、学校教育の目的や目標を達成するために、教育の内容を児童生徒の心身の発達に 応じ、授業時数との関連において総合的に組織した各学校の教育計画のことです。
この会の目的は、本校の学校教育目標の具現をめざして進めている令和6年度の教育活動を基に、来年度はどんな活動を計画するかについて、全職員が意見を表明することです。
表明(ひとの前に意見・意志などをはっきりと表し示すこと)と言いました。今回は、赤付箋に「成果:継続」、青付箋に「課題:改善・廃止」を書ききるということです。
この会を始めるにあたって、学期末に保護者の皆様に協力をお願いした「教育活動アンケート」から兼山小(小規模特認校)の「良さ」と「さらにこんなことができたら・改善点」についての声を一覧にまとめました。学校(職員)と家庭(保護者)の意見を反映させます。2月には、第4回学校運営協議会を開き、地域の意見も取り入れます。一番大事な子どもたちの声は、行事ごとの振り返りを繋いでいきます。
今日、おもしろかった(失礼な表現に聴こえたお許しを)ことがありました。掃除が終わると5年生と6年生の児童2人が校長室にやってきて、「なぜ、今日は火曜日なのにロングじゃないんですか。」「週に2回ロング昼休みですよね。明日、掃除無しにしてください。」「学校の最高責任者である校長先生、明確な回答をいただきたい。」
なかなかの言葉づかいで、訴えの内容もよくわかりました。まず、「校長先生は、学校で起きたことの全責任をとりますが、勝手に決めることはできません。放課後、先生たちは会議をするのでそこで話題にしますね。」と回答すると、「あっ、帰りの会の時間だ。先生におこられる・・・」と言って帰っていきました。この内容は、担任の先生にも訴えていたようです。さて、明日、二人はどんな動きをするでしょうか。
おもしろいと言いました。こんなふうに、自分たちの考えを主張する姿が見られることが“うれしい”という気持ちです。
さて、会の様子を少し紹介します。
声を発することはありません。みんな筆が止まりません。
書いた意見は項目ごとに画用紙に貼ります。
教員1年目の先生に「何枚くらい書けたかな?」と訊ねると「7枚くらいです。」
2年目の先生に同じ質問をすると、「去年より書けました。去年は先輩に3枚は書こうと声をかけていただきました。去年は何を書いていいか分かりませんでした。でも、今年はいろいろ考えることができました。」う~ん、成長を感じます。どうやら10枚以上のようです。若い先生も積極的に意見を表明していることがうれしいです。
14:20分くらいから書き始め、一度中締めをして、書ききった人から解散としました。15:30になっても、誰も職員室に戻ってきませんでした。
結果、赤付箋80枚、青付箋40枚 でした。赤が多いので、令和5年度から6年度に向けて改善したことの成果があったと受け止めました。
青:改善案が40枚(意見)というこに、先生方の積極的な学校運営参画の気持ち=兼山小をもっとよくしたい!!=を感じました。頼もしい先生方です。
今後は、職員からの合計120の声と保護者・児童の声を学び方指導部・生活指導部・学年部会・企画委員会(校長・教頭・教務)で分担して成果と課題を踏まえて分析し、改善案を練ります。
それを運営員会(校長・教頭・教務・生徒指導主事・研究推進委員長・事務官)で検討。そして、職員会で共通理解。さらに、学校運営協議会での意見をいただきながらR7年度の教育活動が決まっていきます。
このページをご覧の方々は、本校の教育活動への興味関心・期待感が高い方々だと思っています。もし、何かいいアイディアが浮かびましたら教えていただけるといれいしです。