校長室より

子どもたちの願いを実現させるには・・・

日に美しく 日にたくましく のびていく いのちあふれて

楽しい学校 ああ兼山

みなさんご存じの本校校歌です。

子どもにとっての「楽しい学校」ってどんな学校かな(今、兼山小はどうなのかな)

保護者にとっての「通わせたい学校」ってどんな学校かな(今、兼山小はどうかな)

地域の方々にとっての「応援したい学校」ってどんな学校かな(今、兼山小はどうかな)

先生方にとって「働きがいがある学校」ってどんな学校かな(今、兼山小はどうかな)

と考えています。

楽しいの中には、行事的なことを思い浮かべますが、やはり「できた!」「分かった!」「もっと!」と思える授業改善を進めることで、学ぶことは“楽しい”(生涯学習の“もと”)も入っています。

学習面では、予習⇒授業⇒復習⇒予習⇒授業⇒復習・・・のサイクルが大切です。授業は学校です。予習・復習は家庭です。また、家庭や地域での体験が教科の授業内容につながると学習への意欲が高まり、授業で学習したことが家庭や地域での生活に結びつくと「勉強してよかった!」「授業の内容は役に立つ!」という気持ちになります。

さて、11月26日に第3回学校運営協議会をおこないました。(11月26日HP参照)

そこで、次代のリーダー5年生が「大人にしてほしいこと=大人と一緒にやってみたいこと」をたくさん出しています。

以下、校長の私見(〇)と会議での内容(◎)です。

①サッカーゴールネットは、市に相談しています。(◎)

②プールの活用は、ちょっと難しいと考えています。(〇)

③遊具については、市に相談してみます。(◎)

④動物の飼育については、ちょっと難しいと考えています。(◎)◎

⑤通学路を考えて欲しい⇒この日、学校運営協議会第二部(大人だけの時間)で話題になりました。1月に、一部の通学路を評議員で歩き、実態調査します。(◎)

ここで、みなさん(と言っても、兼山小関係者の方に向けてですが)と考えたいこと。

A・B両グループ共通の希望は何かな?と読み比べてみると・・・

⑥放課後、みんなと遊べるようにしてほしいでした。

会議でも、「私の子どもの頃とちがって、今は分団や学年下校だから、放課後運動場で遊ぶことはない。また、家に帰っても習い事があったり、近所に友だちがいないから、遊ぶ機会が減っている」という意見がありました。

そこで、授業時間数を見通しながら、4時間授業⇒給食⇒帰りの会⇒自由時間(昼休み・掃除・通常5時間授業と帰りの会がおわる時間まで)⇒一斉下校

という日をつくれないかな、と考えました。いかがでしょう?

さらに、⑦学校でのお泊り会ができたら、そこでのイベントの内容はいろんなことが考えられます。餅つき大会も合唱も花火も・・・

5年生は、「大人にやってほしいこと」と質問されながら、「私たちも企画・運営したい」という気持ちをもっていることも分かりました。

夢のようなことを言っても、例えば、「会議はいつ?」「夜」「・・・があるから無理」という言葉も想像できます。簡単ではありません。

でも、子どもと大人が一緒になって話し合い、創り出して、参加する人を楽しませることができたら自分も楽しいし、その後の生き方にもつながる大きな経験になると考えます。

どうにかして、何らかのかたちで1つでも実現させたいなと思っています(◎)。

⑦は校長の独り言(〇)ですが、賛同していただける方、ご連絡ください。

「言ったって、どうせ、何も変わらないよ。」

という経験ではなく、

「無理かもしれないけど、声に出してみた。そしたら、大人が真剣に考えてくれた。」

「大人と一緒に企画した。」

「そしたら、実現した!」

「うれしかった!!」

という経験を1つでも。それが将来、自分の良さを世のため、人のために活かす地域社会人として活躍することにつながるのではないかと思うのです。

夢みたいなことを考えていると、もう一人の自分が「楽しい行事もいいけれど、学力向上はどうなんだ!?」と訴えてきました。
学校では、授業改善を進めます。ご家庭でのご協力お願いします。5年生は「自学の方法」について提案しています。こちらもみんなで取り組んでいきましょう。