9月29日(日)岐阜新聞朝刊、「私の宝本」のコーナーに、本校3年生の作品が掲載されました。
(おめでとう!これからも本をたくさん読みましょう。そして、思ったこと活かしながら自分を広げていってください。)
新聞記事をHPに乗せるには、いくつかの手続きが必要となりますので、ここでは本文のみ紹介します。
ヒロシマのいのちの水
指田 和 作 文研出版
可児市立兼山小学校 3年 山田 野乃華(やまだ ののか)
「原ばくって、こんなにこわいの。」
この本の主人公は、50年い上も原ばくいれいひに清水をおそなえし続けたおばあさん、う根としえさんです。広しまの兵器工場のたくじ所でほ母さんをしていたう根さんは、原ばくが落とされ、見当たらない子どもをさがしに出た時、ひばく者からお水をもとめられました。しかし、その人に水をあげる事はできませんでした。原ばくのために水にはどくがまじっていると聞かされたからです。
せん後、う根さんは、水をほしがる人たちのさい後のおねがいをかなえてあげられなかった事をずっと後かいしていたんだな、せんそうはう根さんの心に大きなキズとしてのこったんだなと思いました。だから、広しまの町の近くにたきを見つけた時、原ばくいれいひにけん水する事を自分の生活の一部にしたんだと思います。
わたしにはできません。なぜなら、年をとるにつれて体が弱くなり、時がたつにつれて当時の気持ちがかわっていくと思うからです。う根さんのヒマワリのようなえ顔のおくには、くるしい時だいを生き抜いたけいけんがありました。けん水を続けるやさしさと強さに感動しました。
この本を読んで、わたしは平和へのけん水活動がずっとつづくといいなと思いました。そして、ぎせいになった命をむだにしないよう、二度とせんそうが起きないように、自分にできることはないか考えてみたいです。