緑丘語風(校長の独り言)

0921 「真実は一つじゃない。人の数だけある。」

菅田将暉さん主演映画『ミステリと言う勿れ』が公開されています。

そのTVシリーズ第1話は真実は人の数だけある」でした。

その中で主人公が、「事実は一つ。真実は一つじゃない。人の数だけある。」で語った話は、

 

○Aさんが歩道橋を歩いていてBさんとすれ違った時に落下して死亡した。

○『事実』は「落下して死亡」したこと。

○AさんとBさんが過去に何があったのか、Bさんを含め他の人が言うことは、どれも全て『真実

■説明が難しいですが、私は、『真実』はその人にとっての真のことなので、人の数だけある。という意味だと解釈しています。

 

考えてみれば、同様のことは学校でも生徒間トラブル時などに多々あります。

○その子、その子の感情が入り混じり、間に入った教員として対応に困ることも多いです。

○その子、その子によって話が食い違うこと(真逆の話も)もいっぱいです。

○しかし、それは、当然なのです。

○その子、その子にとってはそれが『真実』なのですから。

 

職員には、次のように話をしています。

▽それぞれの言葉(感情)はその子の『真実』なのだから否定しない。

▽『事実』に指導事項があれば一つずつ丁寧に指導する。

 

「真実は一つじゃない、人の数だけある。」

『ミステリと言う勿れ』の宣伝を観ながら、子供たちのことを考えています。

番宣のようになりましたが、当映画とはもちろん何の癒着関係もありません。( ;∀;)