緑丘語風(校長の独り言)

260305 卒業証書

「卒業証書」 谷川俊太郎

 

ひろげたままじゃ持ちにくいから

きみはそれをまるめてしまう

まるめただけじゃつまらないから

きみはそれをのぞいてみる

小さな丸い穴のむこう

笑っているいじめっ子

知らんかおの女の子

光っている先生のはげ頭

まわっている春の太陽

 

そしてそれらのもっとむこう

星雲のようにこんとんとして

しかもまぶしいもの

 

教科書にはけっしてのっていず

蛍の光で照らしても

窓の雪ですかしてみても

正体をあらわさない

そのくせきみをどこまでも

いざなうもの

卒業証書の望遠鏡でのぞく

きみの未来

・・・・・・・・

 

さあ、明日は卒業式です。

9年間の義務教育最後の校長として、卒業証書を手渡せることを、

(ここまで係わった全ての教職員を代表して、)心から光栄に思います。

・・本校では卒業証書は筒ではなくフォルダーに入れます。