緑丘語風(校長の独り言)

251113 承認欲求

変態教師事件(中身は論外ですが!)しかり、SNS上で「いいね」が欲しい為に過激な投稿をしたり、バズらせる為に人の上げ足を取ったり、推し活に大金を出したり、、、

新聞等の論説を読んでいると、「承認欲求を満たすため」という言葉がよく出てきます。

「承認されたい」という思いは、人が本来もっている欲求なのだと痛感します。

 

大人でも「こんな風」なのだから、子供たちが「そうである」ことも当然です。

であるなら、私たち大人は、子供たちの承認欲求を良い視点から満たしてあげることがとても大切です。

現在進行中の合唱を創り上げながら、様々な役割・係活動などが網羅された「行事(響繋祭)」は、その意味からも「褒める(話す)=承認欲求を満たす」事例が満載です。

 

以下、日本経営心理士協会HPより、

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承認欲求とは「他者から認められたい」「自分を価値ある存在として認めたい」という欲求のことをいいます。

他者から認められたいという欲求は、具体的には次のような欲求をいいます。

・話を聴いて欲しい、共感して欲しい

・褒めて欲しい、高く評価して欲しい

・自分の考えを肯定して欲しい

・苦労や苦しみを分かって欲しい

・気にかけて欲しい、かまって欲しい

 

アメリカの心理学者:アブラハム・マズローは人間の基本的欲求を次の5段階に分類する「欲求段階説」を提唱しました。

①生理的欲求⇒ ②安全欲求⇒ ③所属と愛の欲求⇒ ④承認欲求⇒ ⑤自己実現欲求

この欲求段階説では、生理的欲求が満たされると安全欲求を求めるといったように、低次の欲求が満たされると次の段階の欲求を求めるとされています。

現代の日本では命の危険にさらされることは多くなく、多くの人は生理的欲求、安全欲求は満たされているため、所属と愛の欲求、承認欲求、自己実現欲求を求める人が多いと考えられます。

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