6年生 学校行事

外国籍の仲間の気持ちを考えよう

こんにちは南帷サブローです。昨日から本当にたくさんのページをつくっています。

今日は6年生の総合学習「国際理解・多文化共生」があり、バラ教室の先生(ポルトガル語)に来ていただき、授業を行いました。

始めに、説明はなしで写真のようなプリントをやるように、渡されました。

ポルトガル語や英語で書いてあります。テストのように見えますから、名前は書けました。かけ算の問題は何となく分かるので、やることはできます。しかし、文章問題はさっぱり分かりません。

一番下に、割り算の筆算のようなものがありますが、ふだん使っているのとは全く違います。はたと困ってしまいました…。

しばらくして日本語で説明があり、これはテストであること。かけ算は世界共通なので何とか分かるが、文章題は言葉を知らないとできないこと、ブラジルでのわり算の筆算の仕方が日本のやりかたと違うので日本の方はできないことが伝えられました。

そしてさらに告げられたのは、「外国籍の仲間は、授業中いつもこのような思いをしているのです」「こういうことが毎日続いているのです」ということでした。

子ども達はその内容が意味することに気付いて、ちょっとショックを受けたようでしたが、「これではやる気なくなる」「(このような状況なら)勉強したくなくなる。学校に行きたくなくなる」という感想や、「外国籍の仲間の苦労がよく分かったし、本当に頑張っていることも分かった」という意見を述べていました。

国際理解・多文化共生に対する認識を広げるよい学習になりました。大人にとっても重要なことです。ありがとうございました。