こんにちは南帷サブローです。

突然ですが、５年生の実験で、植物の種子に水を与えたら、発芽した（芽が出た）という結果がでました。なので「植物の種子が発芽するには、水が必要」と言えるでしょうか？

答えは、理科的には言うことができません。

正確には、「水を与えなかった方は発芽しなかったけれど、水を与えた方は発芽したので、植物の種子が発芽するには水が必要と言える。」になります。つまり、条件の違うものの比較がないと、正しいとは言えないということです。

こういう、科学的な思考を理科では少しずつ身に付けています。今日は、グループで、なぜ正確にそう言うことができるかを考えていました。

４年生国語では、「アップとルーズで伝える」の学習レポートをタブレットで作成していましたが、ここでも、「アップで伝える時」と「ルーズで伝える時」の比較をきちんと説明することを大切にしていました。こちらも「比較」を使った考え方を大切にしています。思考を高めることに繋がると思います。

今は学習を通して、知識や理解を高めるだけでなく、思考力を高めることも大切な時代になっています。