9月10日(火)、広島・大阪研修に出かける前の3年生が、帷子地区センターで「夏の会」の皆さんによる朗読劇を見させていただきました。1945年8月6日、広島に投下された原子爆弾。その原爆がロバート・オッペンハイマーらの物理学者たちが作り出したことから朗読劇は始まりました。8月6日、午前8時15分、ついに原爆は広島市の上空に投下されました。当時、家屋疎開の後片付けに出ていた多くの子供を含む広島の人々は、その尊い命を奪われてしまいます。その時の子ども達が少しでも苦しみを和らげようと「水」を求めて叫んだ声、母親が大声でわが子の名前を呼びながら子の行方を探し回ったことなどが臨場感たっぷりの朗読で表現されていました。
朗読を聞いていると、平和記念資料館に展示されている資料や命を奪われた子供たちの顔写真が頭の中に浮かんできました。そして、なぜかきれいな現在の広島の街並みの風景も浮かんできました。
ヒロシマの空を 見上げるときは そこにはたくさんの こどもの魂があると思うてつかあさい
ヒロシマの空を 見上げるときは そこにはたくさんの 母親の魂があると思うてつかあさい
ヒロシマの空を 見上げるときは 戦争のない平和が続くよう 祈ってつかあさい
夏の会の皆さん、感動をありがとうございました。広島で平和の尊さを学ぶたびに、今日の朗読劇のことを思い出します。
エール広陵の皆さん、会場の準備や片付けでお世話になりました。ありがとうございました。