志野の里(学校の様子)

東明小だより 1月号

人権教育                      校長 田中克典

東明小学校の一日は、「スマイル宣言」を朝の会で唱えることからスタートします。これは、平成26年度に子どもたちが「みんなで笑顔いっぱいの東明小学校をつくろう」と誓い合い、児童会によってつくられたものです。宣言のとおり「笑顔の学校」となるよう取り組んでいることの中から3つ紹介いたします。

☆「いのち」の授業

助産師の直井先生をお招きして,「いのち」について学習しました。命が誕生したときの大きさやお母さんのお腹の中で成長していく様子,お腹の中での赤ちゃんの不思議な力,誕生したときのお母さんや家族の気持ち・・・等,助産師のお仕事をされてきた経験や映像,赤ちゃんの人形を用いながら,分かりやすくお話をしてくださいました。赤ちゃん自身で羊水を浄化することや,頭の骨を動かしたり回転したりしながら,せまい産道をくぐりぬけて生まれてくる,赤ちゃんの不思議なパワーを知り,感嘆の声が聞こえてきました。また,自分の産まれたときの家族の様子を思い浮かべる場面もあり,目を閉じ真剣に話を聞く姿もありました。どの子も,家族やまわりの人々の愛情を受けて生まれてきたことを改めて感じる時間となりました。

☆ふわふわ言葉・行動キャンペーン

かけてもらってうれしかった言葉やしてもらってうれしかった行動、その時の自分の気持ちをカードに書いて、優しさをくれた仲間に渡す取組を児童会が中心となって行っています。カードを受け取った人は、カードの数だけシールを花びらに貼っています。今では思いやりでいっぱいになった花が全校にたくさん咲いています。

☆家族で考えよう 人権標語

11月16日から20日までを「家族で考えよう 人権週間」として、笑顔・思いやり・優しさ・友達・仲間・勇気・命・感謝などをテーマに1家庭で1つの標語を考えていただきました。集まった標語は校内に掲示しています。その中から4点紹介します。

○小さな親切 あなたの心の 幸せ貯金      ○ともだちの 笑顔がぼくの エネルギー

○ありがとう しあわせうみだす おまじない   ○優しさで みんなの笑顔 ふえていく

人権教育には、指導にあたる職員の確かな人権感覚が必要です。しかし、確かな人権感覚は生まれながらにして備わっているものではなく、自然に身に付くものでもありません。自ら努めて研修し、磨き身に付けていくものです。努力を怠るとすぐに鈍るものでもあります。いじめ等のトラブルを根絶するための指導力も同様です。そのため東明小学校では、学校全体で推進体制を強化し、様々な研修を通して自己の人権感覚を高める努力を継続しています。